駐車に限らず、バック運転が苦手な人が多いわけ

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あなたはバック運転得意ですか?

イエス!と答える人は少ないでしょう。

なぜあなたはバック運転が苦手なのでしょう?
その理由を説明します。
Photo Credit:Snow White Christmas 150 / anonymous9000

車はまっすぐ走らない

前進運転する場合

車を運転する時、あなたはハンドルを握っていますよね。
手を離して運転している人はいないと思いますが大丈夫ですよね?

では、なぜハンドルを握っていないといけないのでしょう?

「運転中は、いろんな状況が発生するので、すぐに対応できるように
車をコントロールするハンドルを握っているだろう」
という声が聞こえてきました。

もちろんそれもあります。

でも、実はハンドルを握り続けなければいけない理由が他にあります。

それは、ハンドルをまっすぐに向けて手を離して、アクセルを踏むと
自動車はかならずまっすぐには走らずに、少しづつ、右か左かの
どちらかに曲がっていってしまいます。

もし、試す勇気があっても、くれぐれも安全運転で確認して下さいね。
当方では事故とか起こしても一切責任はとりませんので。

そう、運転中は、知らず知らずの内に、ハンドルを微調整しながら
走っているのです。

実はタイヤもまっすぐではない

もう一つ、知ってもらいたいのは、自動車のタイヤというものは
前輪は車の進行方法に対して、まっすぐには向いておらず、
わずかに前に対して両方のタイヤが内側に向いているのです。

これは、自動車がまっすぐ安定して走る為には、両側の前輪が
わずかに内側に向いている方がいいからなんです。

まっすぐ向いてないタイヤと、路面状態の変化などが合わさって
ハンドルから手を離すと、まっすぐに走らないって現象が起きてしまうんです。

買い物カートでも同じ体験ができます

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Photo Credit:ゴミカート / 26757052@N04
ショッピングセンターなどにおいてある買い物用カートでも、
実はわずかに内側を向くように設計されているものが多いです。

力を加えずにただカートを押し続けると、まっすぐ進まないことが
多く起こります。

バック運転の場合

では、タイヤがまっすぐではないということが、バック運転する時に
どう影響するか説明しましょう。

タイヤが内側を向いているのは、前にまっすぐ安定して走りやすいようにでした。
これが、バックする時には、進行方向に対して、外側を向いている状態になります。

この状態では、安定してまっすぐ走るのは難しいことになります。

そう、バックに運転する時、まっすぐ走りにくいのは、あなたが
運転が下手だからではなく、自動車の構造上、わずかに前進より後進が
まっすぐ走りにくいようになっているのです。

通常の運転は、ほとんどが前進なので、わずかな後進の為にタイヤの向きが
自動調整されるということはないのです。

あなたが、普通に運転している時と、バック運転する時とでは、
体感する車の移動する感覚が違う為、バック運転に対して苦手意識を
持ちやすいということがあるのです。

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