初心者だから困っていること
誰だって最初は初心者です。
そんなにすぐに運転がうまくなることなんてありえません！
だって、初心者なんだもん。
でも、いつまでも初心者ではいられません。
あなたが、初心者でなくなるには何が必要でしょうか？
初心者だからといって、回りは許してくれません
あなたは、初心者だから、若葉マークをつけているかもしれません。
若葉マークは運転免許をとりたての人がつけるもの。周りの人も
それを見て、気を使ってくれたりします。
だからといって、それに甘えてばかりいては、いつまで経っても
初心者から卒業できません。
それに、この世知辛い世の中、私みたいに優しい人ばかりではないのです。
初心者さんがのろのろ運転していると、わざと後についてあおってくるばか者。
初心者だから弱気にでるだろうと強引に割り込みをしてくるばか者。
何か気に入らないことがあったのか、わざと追い越して前に陣取り、いきなり
ブレーキを踏んでいやがらせをするばか者。
世の中にはいろんな人がいます。でもそれを避けることはできないのです。
あなたは何に困ってますか？
何も困ってないニャー
何に困っているかわからない？
初心者を卒業したい。でもどうしたら初心者を卒業できるの？
あなたは、もしかしたら、何をしたらいいのかわからないって
思ってませんか？
それは、困っていることが何なのか、わからないって状態だと
思います。
私の自動車学校での経験
私もかつて、自動車学校に通っていました。（もう数十年前の話・・・）
学科の方は全然大丈夫だったのですが、実技がダメダメでした。
練習を自動車学校以外でできない環境だった為、とにかく車に乗った
時は集中して運転をしていました。
方向転換、車庫入れ、S字・・・ 車両感覚がなかなか身につかず
苦労していた記憶ばかりが思い出されます。
それでも何とか路上運転に進んだ時のことでした。
何がわかっていないのか、それがわからない
ある時、教官から
「Ａ君は運転がうまいから是非同乗させてもらって、どんな運転を
すればいいのか参考にしなさい。」
と言われました。
さっそくＡ君の運転する車に同乗させてもらって、運転を見ていたのですが
何がうまい運転なのか、全然ピンときませんでした。
そこで、逆に運転が下手で、何時間もオーバーしていて、なかなか上達しない
というおばさんが運転する車に同乗させてもらいました。
いやー、これがずいぶんと参考になりましたよ。
何といっても、何をしてはいけないのか。これが良くわかりました。
曲がり角の前で減速不足で教官からブレーキ踏まれる！
自転車の横をそのまま通りすぎる！
カーブを曲がるのにセンターを大きくはみ出す！
発進のとき後方確認を忘れる。
曲がる前に左右確認の片側を忘れる。
もう、やってはいけないことのオンパレードです。
そう、運転の初心者は、自分の運転の何がいけないのか、
これがわかりません。
なのに運転に慣れてる人、わかっている人は、こちらがわかっているものとして
あーしろ、こーしろって言ってくるんです。
教官から見れば、運転の上手いＡ君は、ちゃんとやるべきことを
やって、ポイントを押さえて運転しているのがわかるから
参考にしましょうと言ったのでしょう。
でも、運転中、何をやるべきでどこをポイントとして押さえないと
いけないのか、わかっていない時に、いいお手本だけを見ても
ただ、当たり前の運転をしているだけで（本当はこれが難しい）
すばらしい運転をしているって感じは全然しませんでした。
まずはわからないことが何かを把握しよう
ということで、初心者から卒業するためには、あなたが
運転に必要なことで、わかっていないことは何なのか
これを知る必要があるんです。
まず、自分を見つめ直して、今必要なことは何かを
考えてみるのが初心者卒業の第一歩になりますよ。